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プロフェッショナルの仕事
先日、弊社代表の関と二人でお客様の相談を受ける機会があった。
このお客様(以下、Aさんとする。)はセミナーに参加して下さった事がご縁で、弊社とは契約関係にないものの、交流があった方である。
いつも明るく闊達な印象を受けるAさんであるが、この日ばかりは何やら元気がない様子。
話を聞くと経営状況が思わしくないとの事。非常に追い込まれたような印象ではあるが、Aさんからは
「会社を何とかしたい」
という強い想いが伝わってくる。
Aさんの会社は厳しい状況であるが、決算書の内容を見た関は、後ろ向きな話は一切せず、「会社を何とかする」事が前提つまり「できる方法」のアドバイスを繰り返す。そして最後に
「大丈夫ですよ。私はもっと苦しい状況の会社をたくさん見てきた。Aさんの会社は良い条件がそろっている」
その一言でAさんの表情が和らいでいく。そして、相談が終わる頃にホッとした顔で一言
「先生と話をして元気をもらいました。」
とおっしゃった。
その言葉に私は何かグッとくるものを感じた。おそらく関の「会社を立て直す為」の言葉がAさんの心の琴線に触れたのだと思う。
相談が終わる頃Aさんは、以前の明るく前向きな印象で、「会社を立て直す」という経営者としての責任を背負った一人の勇敢な男の顔に戻り、弊社を後にした。
関は常々「出来ない」という言葉に対して非常に厳しく、「出来る方法を考えろ」と社員を叱咤激励している。今回の件で、自らが出来る方法を考える習慣を身につけることが、お客様に元気を与えることにつながるという事を強く学んだ。
私は、
「さすが、30年以上経営者の相談にのっているツワモノだな」
と思いながら、関に今日は勉強になりましたと挨拶に行ったところ関から
「今日は無料やけど、次からお金を請求すると伝えておけよ」
と一言。関曰くプロとはどんな時もお金を請求しないといけない。例え、お客様が苦しい状況であっても、プロである以上それは絶対である。その後、Aさんにその事を伝えたが、Aさんは嫌な反応一つせずもちろんという感じであった。
私はまだまだ若輩者であるが、プロとしての自覚は持っているつもりだ。しかし、私にはお金を請求する事がとてつもなく苦しいときがある。今回の件で、その辺りの自分の甘さを痛感した。プロとしてお金は頂戴する。だからこそプロとしての責任ある最高の仕事をする使命が我々にはあるのである。
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