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個人ブログ
前田絋妙の気まま日記
毎日掃除する社長が、なぜ今日はしないのか
私は、毎朝、6時過ぎに近くの公園へ愛犬の散歩に行きます。そこで、60過ぎの男性の方と知り合いになりました。
その方も毎朝同じ時間に来て、愛犬を散歩させていますが、散歩をさせながら、公園に散らかるゴミを拾い集め、7箇所もあるゴミ捨て場の袋を束ねて、新しいゴミ袋と交換してくれます。
私は最初、掃除がこの方のお仕事なんだと思っていました。しかし、この方は薬品会社の社長で、まったくボランティアでされているとのこと。
反面、私は愛犬の糞の処理はするものの、毎日公園で散歩させてもらうだけもらって、缶が落ちていても知らんぷりでした。
こんな私もある日、自分の心に変化を感じました。「もう落ちている缶をよけて通ることはできない」と思ったのです。毎日、目の当たりにするこの方の姿が、私の心を動かしたのです。
私はその日を境に、缶や目につく大きなゴミは拾って散歩するようになりました。おかげさまで、以前より朝からすがすがしい気分で散歩しています。
しかし、ある日、いつもどおり散歩に行くと、その社長は愛犬の散歩だけをして、ゴミを拾ったりゴミ袋を束ねようとはされません。しかも、ゴミをよけて通り過ぎて行ったのです!
私は、えっ!どうして?と思って思わずかけよって聞きました。
「今日はしないのですか?」
「今日は月1回の一斉清掃の日で、皆が8時からボランティアで集まって掃除をやってくれるんだよ。もし、きれいにしてしまうと、この公園が一日でどれだけ汚れ、ゴミが落ちているか、わからないじゃないか、それにせっかくやるのに掃除の遣り甲斐がないだろ」
とおっしゃったのです。
社長は皆のために、その日だけは掃除をしないのです。そして、次の日の朝、社長はまた同じ時間に愛犬の散歩をしながらゴミを拾い、ゴミ袋をまとめていました。
イエローハットの創業者である鍵山秀三郎さんが次のようにおっしゃっています。
掃除をするときに人は上ではなく、下を向く。この姿勢を通して人は謙虚になれるのです。
そして次のようにもおっしゃっています。
足元のゴミひとつ拾えぬほどの人間に何ができる と・・・。
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